ゲーミングPCは無線と有線どちらで繋ぐべきか

ゲーミングPCを買おうと思っているが、インターネットにつなぐのに無線を使いたい!と考えている人はいるかもしれません。

ただ、同時に「そもそもデスクトップの無線化って出来るのか?」と疑問を抱いていたり、「有線の方が強くなれるらしい」という話を聞いたことがある人もいるでしょう。

今回はゲーミングPCにおける有線と無線接続について解説していきます。

基本的には有線がいいが…

ゲーミングPC業界には有線にたいする信仰が行われています。

ネット接続も有線、マウス接続も有線、キーボードも有線、そうでなければクソNOOBと考えて、無線を使う人を攻撃して回る人がいるのです。

ただ、何コンマ秒の反応の差で勝敗が決するe-sportsの世界では有線じゃなきゃクソNOOBという考えは100%間違いとは言い切れません。

まずネット接続ですが、有線と無線では通信速度Ping応答速度が違ってきます。

対戦ゲームをやる上で通信速度は関係ありませんが、通常のブラウジングの際やゲームのダウンロードの時にその速度の差は体感できるはずです。

問題はPing応答速度です。Ping応答速度は「通信してから反応が帰ってくるまで何秒かかるか」を表す数値となっています。

Ping応答速度が例えば100だと、クリックしてから0.1秒後に実際に弾が発射されることになります。たったの0.1秒ですが、この0.1秒でゲームは大きく変る事があります。

有線でインターネットに繋げばこのPingは20程度で済むのですが、無線でつなぐと状況によっては40〜60になったりすることがあります。

Pingが低ければ低いほど、一瞬の判断で優位に立つ事ができるので、高速の対戦ゲームをプレイする人にとってはPingの値が重要になってくるわけです。

しかしながら、最近の無線接続はかなり質が良くなってきているので、一昔前のようにあまりにも差が顕著過ぎるという事は今は有りません。

一昔前は有線なら100MBで10Pingなのに、無線だと6MBで50Pingみたいな感じだったのですが…無線規格の進化により、少なくともPing応答速度が明らかに遅すぎるという事はありません。

そのため、無線でもゲームを快適に遊ぶことは可能です。可能ですが、やはりオススメできません。何故なら無線は不安定になる可能性があるからです。

無線というのは近ければ近いほどその速度は高速となり、通信の安定度も増していきます。

しかし、離れるとその安定度もどんどん下がっていき、家の構造によっては自宅にいるのにもかかわらず通信が不安定になることがあるのです。

例えばルーターが家の1回の隅で、自分のパソコンが2階の反対側にあったりなんかすると最悪です。この場合、うまく電波がつかめずいきなり敵や自分がワープし始めるかもしれません。つまりラグですね。

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その点有線だとルーターが遠くても一定の質を保つことが出来ます。

もちろんルーターが遠い場合長いLANケーブルを家の中に敷くことになりますが、敵がワープして知らない間に倒されているというストレスを感じ続けるくらいなら家の中に一本長いケーブルが這うくらいなんてことないですよね。

ゲームによっては無線でも問題ない

対戦ゲームでは有線の方を進めますが、ゲームによっては無線でも問題有りません。

つまりオンラインに接続しない、もしくはオンラインに接続してもコンマ数秒の判断が戦いを分けないタイプのゲームなら無線でも問題有りません。

具体的に言うと例えばオンラインにはつなぐけど常時インターネットで交信するわけではないシムシティや、シングルプレイのゲームであるウィッチャー3やハーフライフ、Fallout4、スカイリム、マインクラフトといったゲームがそうですね。

他には対戦ゲームでもターンベースのハースストーンやCivilizationのようなゲームは無線でも何の問題も有りません。

ハースストーンはターンごとに制限時間がありますが…時間一杯まで使うことはあまり無いですからね。

ゲーミングPCは買うが、あまり動きの激しいゲームはしないという人は無線でも何の問題もないでしょう。

有線の方がネットは早い

ゲームをする場合は通信速度よりもPing応答速度の方が重要なので上では解説しませんでしたが、有線の方がインターネット接続速度は圧倒的に早くなっています。

無線の規格には11acだとか11nだとか11aだとか色々なものが存在しています。なんとなく聞いたことがあるかもしれませんがこれは通信規格を表しており、それぞれ最大通信速度や使える周波数が変わってきます。

一番早い11acでは最大通信速度は6.9Gbpsと(数値上では)驚異的な速度で通信出来る企画となっています。

一方で有線接続ではカテゴリー6・7のLANケーブルを使った場合の最大通信速度は10GBとなっています。これだけ見ても有線接続の方がポテンシャルがあることがわかりますね。

とはいえ…そもそも日本で一番早いネット速度を謳っているNuroですら2GBしか出せませんし、だいたいNuroと契約していても2GB出ることは永遠にありませんのであんまり考える必要はないかもしれませんね。

無線にするなら

通常、ドスパラのようなBTOサイトで買ったゲーミングPCにはデフォルトで無線通信機能はついていません。デスクトップでゲームをする人にとって無線接続は無用の長物ですからね。

それでもどうしても無線にしたいのであれば、まずパソコンを無線化にする機械をちゃんと手に入れましょう。例えばこういうのですね。

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これをUSBに繋ぐだけでパソコンを無線化することが出来ます。もちろん本来はパソコンの中に接続する内蔵タイプの方が理想的ですが…面倒くさいのでこれでいいでしょう。

とにかく、無線でゲームをしたい場合はどれだけ電波がつかめるかによって全てが決まるので、アンテナがついているUSB無線LAN子機を買いましょう。

アンテナがついていればその分電波をよくつかめるので、上のやつじゃなくてもいいですが自分で探す場合は絶対にアンテナ付き、そして通信規格11acに対応しているものを選びましょう。

また、無線化にあたってもしルーターも買い換えると言う場合はちゃんと無線アンテナが何本も立っている、電波が強力なものを購入しましょう。

パソコン側の受信能力が高くても、ルーター側の出力が弱ければ何の意味も有りませんからね。

上のルーターは異様な見た目をしていますが、速度と出力は折り紙つきです。

そして極めつけに、ルーターは可能な限り自分のパソコンの近くに置きましょう。

ルーターの位置を動かすことが可能ならば、可能な限り家の中央、もしくは自分のパソコンの方角にルーターを置きましょう。アンテナを全て自分のパソコンに向けてもいいでしょう。

無線の弱点はとにかく通信の不安定さにあるため、無線電波の確保が全てです。電波を確保するために出来ることはすべてやりましょう。

寮か何かでルーターの位置を移動できない場合は…自分でインターネット回線を契約するしか無いですね。


例えばこういうNURO光のような高速回線と契約すればかなり快適なインターネット生活を送ることが出来るでしょう。

どのタイプのアパートやマンションでも光回線の契約は出来るはずなので、申し込んでみましょう。

余談ですが、私は数年前、月4万でインターネット付きの安アパートに住んでいた頃…隣に住んでいた人がトレントか何かによりすべての回線を独占し、インターネットが10分毎に途切れるわPingは300になるわでまともにスタークラフト2やLoLがプレイできなかったという悲しい思い出があります。

インターネット回線を建物全体で共有するタイプのアパートではこのような事が起こりえるため、可能なら自分でインターネット契約は結んでおきましょう。

Wifiが無料で使える…みたいな理由で賃貸を選ぶのはかなり危険なのでやめましょう…!場所によっては無料で使えるけど自分でも契約できる所もありますが。

テザリングやポケットルーターでゲーム

家にインターネット環境がないので、スマホのテザリングでオンラインゲームをやってみようかな〜とか、UQ Wimaxみたいなのと契約してそれでゲームをやってみようかな〜なんて考えている人もいるかもしれません。

しかし…それはぜっっっっっっったいにオススメできません!!!

テザリングでゲームをすると、まずゲームをダウンロードするだけでデータ上限に引っかかります。例えばCoD:IWはMWとあわせると130GBの容量を食うので、7GB上限のデータプランを契約していた場合、単純計算でダウンロードするのに約19ヶ月掛かります。

プレイするだけなら問題もないでしょ?と思うかもしれませんが、例えばリーグ・オブ・レジェンドは1試合あたり約30MB程度のデータをやり取りすると言われています。

7GBのプランを契約していた場合、233試合で上限に達してしまいます。もし1日1試合しかしない場合でも、LoLだけで7GBのうち1GBを毎月使い果たすことになります。

最近ではHitmanのようなゲームをプレイしていないのに常時インターネット接続が必要なゲームもあるので、そのようなゲームは1人でプレイしているだけなのにインターネット容量が使われていきます。

また、テザリングではどうしてもPingが高くなってしまうため、対人系ゲームではとてつもない不利に追い込まれるでしょう。

ちなみに、テザリングでPCをインターネットに繋ぎ、Youtubeで4K動画を見ると1時間あたり7GBの容量を食うようです。5分の動画なら約580MBの容量を使うことになります。

テザリングやポケットルーターは緊急時に軽いウェブサイトを見る時にのみ使うくらいに留めましょう…

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