VRCHATの必要スペックとゲーミングPC

もともとはアーリーアダプターの金持ちオタクのための雅な砂場みたいなイメージがあったVRCHATですが、最近ではVtuberの人気上昇によりその知名度は向上し、誰でも遊べる、もしくはVtuberファンボーイ達が憧れる場所となりつつあります。

今回はそんなVRChatに必要なPCスペックなどを紹介していきましょう。

VRChatの必要スペック

Steamの公式ページによると、

  • CPU:Intel® i5-4590 / AMD FX 8350 同等かそれ以上
  • GPU:4 GB
  • RAM:NVIDIA GeForce® GTX 970 / AMD Radeon™ R9 290 同等かそれ以上

とされています。だいたい現代でいうと中の下くらいのスペックのPCですね。GTX970はおおむねGTX1060くらいの性能を持っているので、GTX1060が搭載されている10万前後のゲーミングPCを買えば、お釣りが来るくらいのスペックのPCが手に入ります。

ただ、VRChatというのは本当に砂場のようなゲームで、このゲームは基本的にユーザーが作成したコンテンツに依存しています。つまりどういう事かというと…例えばVRChatの動画でよく見るJapanese Shrineというマップ(ワールド)ですが…

このマップは並々ならぬ才能を持った3Dモデラーが無償で作って無償で公開しているマップであり、VRChatが作成したものではありません。

他にもいろいろ、例えば銃撃戦が楽しめるマップやキャプチャー・ザ・フラッグが楽しめるマップ、サウザンドサニー号が再現されているマップ…さらには本格的なカラオケが楽しめるマップまで存在します。

VRChatのいい所はユーザーがほぼなんの制約もなく、好きにマップが作れ、誰でもそこで遊べるという点にあります。そしてそれは何を意味するかというと…VRChatの必要スペックは遊ぶマップによって必要スペックが激しく上下することを指します。

広い草原のマップで遊んでいればFPSは安定するし、作り込まれたマップに行けばFPSは低下します。それを考えると、VRChatのためにゲーミングPCを買うのであれば気持ち高めのスペックのPCを選んだほうがいいかもしれません。

そもそもVRゲームの必要スペックは全体的にかなり高めに設定されているので、せっかくVRを買うなら全てのゲームがなめらかに遊べるPCがいいというのもありますしね。

VRチャットをVRなしで遊ぶ場合

ゲーム名からしてこのゲームをプレイするにはHTC ViveかOculus Riftが必要な気がしている人がたくさんいるようですが、実はVR機器を持っていなくてもVRChatはプレイできます。

VRChatをインストールしたあと、起動しようとするとVRモードとデスクトップモードを選べるのですが、この時デスクトップモードを選ぶとキーボードとマウス入力に最適化されたVRChatが起動します。

なので、とりあえずVRChatを試してみたいという人は今持っているPCでVRChatをインストールしてみるといいでしょう。

ただ…ここで気になってくるのがVRChatの必要スペックです。VRChatをプレイするには公式で約10万前後のPCが必要と言われているのに、自分の持っている古代のポテトコンピューターでVRChatを体験も何もできるのか?と思う人もいるでしょう。

しかし!心配することはありません。VRChat公式に表記されている必要スペックは「VRモードで遊ぶための必要スペック」であり、デスクトップモードで遊ぶためのものではありません。

VRというのは基本的に右目・左目に別々の映像を90FPSでレンダリングがする必要があるため、どんなゲームでも必要スペックが必要以上に高くなってしまう傾向があるのですが、1つの画面に60FPSでレンダリングだけすればいいデスクトップモードでは必要スペックは著しく低下します。

ただ、公式サイトにはどれくらいのスペックにすればいいとは書かれていません。そもそも名前からしてVRChatですからね…。なので、Steamのコミュニティ掲示板などを調べてみた所…なんとGTX560Tiで30FPSは出せるという報告がありました。

GTX560 Tiというと2012年、つまり6年前の中くらいのゲーミングPCに搭載されていたグラフィックカードです。なので、この6年以内にゲーミングPCを購入したか、2年以内にPCを新調した人ならばVRChatのデスクトップモードなら問題なく遊べるかもしれません。無料ゲームなので、とりあえず雰囲気が自分にあっているか試すだけ試してみてもいいでしょう。

まあ…1度試すとVR機器とVR用ゲーミングPCが必ず欲しくなってしまうので、パンドラの箱を開けるような気持ちで挑む必要がありますけどね。

VRChat用ヘッドセット

VRChatをやる際にぜひほしいのがVRChat用ヘッドセットです。これはどれを買えばいいのかと言われると悩ましいのですが…

場所を確保できるならVive、そうでないならOculusといった感じでしょうか。本当の本当はゲームも充実しており怪しい業者(フェイスブック)によって運営されていないViveだけを推したいのですが、Viveはやっぱり値段が張りますし、場所が確保できないとViveの1番の目玉であるルームスケールVRが体験出来ませんからね。

HTC Viveのいい所はやはりルームスケールVR、すなわちVR空間を歩き回ったり立ったり座ったり点にあります。追加でトラッキングデバイスを買うとフルボディトラッキングも可能になるので、こんなことも出来ます。

ただ…VRChatの場合、プレイスタイルにもよりますが、基本椅子に座ってプレイするタイプの人にはあんまり必要ありません。というか、ルームスケールありの状態で椅子に座ってプレイするとアバターがすごく不自然な形に変形します。

果たしてVRChatでここまで詳細なトラッキングが必要なのかは疑問ですが、今の所Oculusではこれは出来ないというのは事実です。

Oculus RiftもルームスケールVRが出来ますが、Viveほど広くは出来ません。Viveと比べたときのRiftの評判のいい所はコントローラーが使いやすい、比較的安いあたりですね。

個人的にはRiftは親会社が悪の権化フェイスブックであり、独自の閉じたプラットフォームで独占展開をしようとしている点が好きではないのであんまり近づきたくないのですが、価格面で考えるとやはりViveには叶いません。

PSVRとOculus Go

PSVRとOculus GoでVRChatは出来るのかというと…出来ます。出来ますが…公式にではありません。

結局の所この2つもVR機器ですので、やろうと思えばこれを使ってVRChatに入ることも可能ですが、多分やった所で本物のVR機器が欲しくなるだけです。もしすでにこれらを持っているのであればこれらのHMDを使って試すのはいいかもしれませんが、VRChatのためにこれらを買うのは辞めておきましょう。

VRChat用おすすめゲーミングPC

さて、VRChatをプレイするのに最適なゲーミングPCを紹介していきましょう。

とりあえず安いの

まずはとりあえず必要スペックを満たすゲーミングPCがこちら。

CPUIntel Core i5-8500
グラボGeforce GTX1060 6GB
メモリ8GB DDR4 SDRAM
ストレージHDD:1TB
SSD:240GB
価格119,980円〜

ガレリアDTにはCPUとしてi5-8500、GPUとしてGTX1060 6GBが搭載されています。VRChatの必要スペックと比べると、CPUは1.5倍強力、GPUはおおむね表記通りという感じのスペックですね。価格も10万円前後なので、ゲーミングPC入門機としてもかなりおすすめです。

一方で、そこまでスペックが高いわけではないので、本気でVRゲームを遊ぼうと思ったら若干物足りさを感じるかもしれません。VRゲームというのは先程も言いましたが両目に別々の映像を90FPSでレンダリングする必要があるため、どんなに高性能なパソコンでもスペックが足りないくらいとんでもない負荷をさばける処理性能が必要ですからね。

できるだけ高いの

VRChatをやるにあたって金に糸目は付けない!HMDはもちろんVive、ゲーミングPCも最高級のものがほしいという人にはこちら。

CPUIntel Core i7-8086k
グラボGeforce GTX1080 Ti
メモリ16GB DDR4 SDRAM
ストレージHDD:3TB
SSD:500GB
価格249,980円〜

ガレリアZZにはCore i7-8700kという現時点最強のCPUと、GTX1080 Tiという現時点最強のGPUが搭載されています。VRChatの必要スペックと比べるとCPUは2倍、GPUは1.75倍くらいの性能を誇っています。

もちろんその分値段は約25万とかなり張りますが…これだけ高スペックなゲーミングPCなら向こう5〜10年はパソコンを変えなくても最新ゲームを遊び続けられるでしょう。

一方でVRゲームの方はこれから先グラフィックが進化していくのか、ベセスダのように既存のゲームのVR化が進んでいくのか、はたまたもっと別の方向に進化していくのか予想がつかないのでスペックだけを見てどれだけ現役で使えるかを判断するのは難しいですが…

ただ、VRゲームは必要以上に処理性能が必要であるため、VRで遊びたいなら高性能のPCであればあるにこしたことはありません。予算が許すならGTX1080Ti搭載パソコンを上限に探しましょう。

自分で選ぶ、既存のPCをアップグレードするなら

もし自分でゲーミングPCやパーツを探したいという人のために抑えておくポイントを書いておきましょう。

まずグラフィックカードですが、これは絶対にGTX1000番台のものを選択しましょう。基本的にはGTX970以上がVRに最適なグラフィックカードとされてはいるものの、GTXシリーズは1000番台よりVRに特化した機能を多数搭載しているため、それ以前の世代のグラフィックカードと比較した際、かなりのFPS向上を望めるのです。

次にCPUですが…これはインテルなら第8世代、つまりcore i7 8700のように、型番最後の4桁の数字の1文字目が8で始まっているものを選びましょう。今の所インテルのCPUは第8世代が最新であり、PCのパーツは可能な限り新しいものを選んだほうが費用対性能が高いからです。

私から伝えられるのは以上です。それでは楽しいVRライフを…