小型ゲーミングPCについて

ゲーミングPCを買おうと思っているが、自室がそんなに大きくないので可能な限り小さいゲーミングPCがいいと思っている人もいるかもしれません。

ゲーミングノートとかいうコスパ最悪の最悪アイテムは論外なのは他の記事でも主張している通りです。しかし比較的近いような立場にある小型ゲーミングPCは実際どうなのでしょうか?

今回はそんな人のために小型ゲーミングPCについて解説していきましょう。

実際どれほど小さいか

小型ゲーミングPCと一概に言ってもどれほど小さいのでしょうか?まずは普通のゲーミングPCと小型ゲーミングPCの大きさを比べてみましょう。

左から大きさは

  • スリム:幅10.5cm×高さ38.2cm×奥行35.0cm
  • ミニタ:幅18.5cm×高さ27.0cm×奥行29.5cm
  • タワー:幅18.5cm×高さ37.0cm×奥行39.5cm

となっているようです。

上の写真ではスリムは高さはミニタワーと同じくらいに見えますが、仕様を見る限りでは高さはミニタワーの方が抑えられているようです。

まあ確かに小型化のためにCDドライブを縦向きに入れてるんですからこれで高さが低くなったらかなりの化物ということになりますよね。

自宅が狭くて小型パソコンしか置けないという人はとりあえずパソコンを置く場所のサイズを測ってみましょう。

小型パソコンのメリット・デメリット

それでは実際問題タワーPCを選ぶべきか、ミニタワーやスリムPCを選ぶべきなのかの判断のため、小型ゲーミングPCのメリットやデメリットについて書いていってみましょう。

メリット

1.小さい

小型PC唯一にして最大の強みですね。小型PCで小さくなかったらただのパソコンです。

人によっては低い机を使っているからタワー型のパソコンを置く場所がなかったり、4畳半に住んでいるからパソコンを置く場所がないという人もいるでしょう。

そんな人には小型PCもいいでしょう。タワー型PCは乳幼児3人分くらいの大きさと重さはあるので、本当の本当に場所がない人にとっては十分ありな選択肢です。

2.持ち運びに便利

軽くて小さいと言うことは持ち運びにも使えると言う事になります。日本ではあまり開催されていませんが、LAN大会のようなものに出る場合は小型PCの方が楽です。

まあ…持ち運び性能に関してはノートパソコンには敵いませんが、それでもパワーが違いますからね。HTC Viveなどを使ったデモをするため全国を行脚する必要がある…みたいな特殊な事情を持っている場合は小型PCの方が便利かもしれませんね。

さて…ゲーミングノートをディスる記事でも書きましたが、ベンおじさんが「小型化というのは大きな犠牲が伴う」…みたいな事を言っていたように、小型PCにはデメリットが幾つか存在します。

小型PCを買うかどうかの決断はデメリットを見て天秤にかけたあとでも問題ないでしょう。

デメリット

1.高い

小型化の最大の弱点はやはりここでしょう。とんでもなく小さい形にゲーミングPCのすべてを詰め込む必要があるので、どうしても小型化のための専用パーツが必要になってきます。

例えばスリムタワーの場合はこの大きさに合わせるため、かなり小型のマザーボードを使っています。

この左から2番目に表示されているのが一番小さいスリムタワーに搭載されているマザーボードです。

そしてこれがスリムタワーパソコンの中身…もはやどこに何のパーツが有るかパッと見でわかりません。

この中にCPU・メモリ・グラボ・電源・HDD・SSDが詰まってるんだから大したものです。

大したものですが、この小型のマザーボードのせいでスリムPCは同じスペックでも価格は高めになります。

例えばスリムなガレリアSJは139,980円ですが…

ガレリアSJ
kt_410-3-300x263
CPUIntel Core i5-7700
グラボGeforce GTX1060 3GB
メモリ8GB DDR4 SDRAM
ストレージHDD 2TB
SSD 250GB
価格139,980円〜

スリムじゃないガレリアXJは全く同じスペックで124,980円となっています。

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ガレリアXJ
kt_410-3-300x263
CPUIntel Core i7-7700
グラボGeforce GTX1060 3GB
メモリ8GB DDR4 SDRAM
ストレージHDD:2TB
SSD:250GB
価格124,980円〜

つまりスリムな方が欲しければ15,000円余分にはらう必要があると言う事になりますね。15,000円あればパソコンによってはグラフィックカードを1段階良いものにしたり、メモリの量を2倍にしたり、SSDを増設したり、モニタを1枚買えるくらいの価格です。

激スリムを取るか、デブだけど性能がいい方を取るか…永遠のテーマですね。

2.拡張性がない

ゲーミングPCにおける拡張性とは、「今後パソコンを改造する事が出来るかどうか」を指します。

意外と知られていませんが、パソコンの改造というのは非常に簡単でニンテンドー3DSのカセットの取り替えくらいの難易度でパーツを取り替えパソコンを強化することが出来ます。

少しパソコンに詳しい人はBTOサイトでパソコンを買い、そのあと5年〜7年くらいはそのパソコンを少しづつ、CPUの規格が変わるまで改造して使っていく人が多いようです。

さて…一方でこのスリムPCですが、上の画像を見ても分かる通りパーツを付け足す場所が全くありません。

もしグラフィックカードを換装したいだけだとしても、最近のグラフィックカードはとんでもなく巨大なのでもしかしたらケースに収まりきらない可能性もあります。

最近のグラフィックカードは上の画像のように目を疑うほど巨大なものもあるので…もし何も考えずに巨大グラフィックカードを買ってしまった場合、泣きながらケースを外してマザーボードだけで運用するか、マザーボードから買い直すことになります。

まあ…マザーボードだけで運用するのがある意味1番スリムかもしれませんが…メンテナンスもめちゃくちゃ楽ですし。私も一時期やっていました。

3.冷えない

大きさのお陰でケースに設置できるファンの数も限られてきますし、パーツ同士がどうしてもくっついてしまうので冷却効率がほかと比べてどうしても落ちてしまいます。

冷却効率が落ちるとパソコンの性能も下がってしまいますし、熱くなったパソコンを冷まそうとファンも頑張って動き始めるので騒音も大きくなります。

スリムPCの場合、部屋も小さいはずなのでパソコンの音も響くかもしれませんね。ヘッドセットが必須になる…かもしれませんね。

結局小型PCってどうなの?

小型PCはやはり、処理性能がデスクトップPCと同等な分ノートパソコンよりはマシですが普通のタワー型デスクトップPCと比べるとどうしてもデメリットが目立ってしまいます。

当サイトではゲーミングノートは「頻繁に引っ越す必要がある」「自室が異様に狭い」といった人以外は買うべきではないと解説していますが、小型PCも同じような状況でなければ買うべきではないと考えています。

今将来的にパソコンを改造する予定はないと考えていたとしても、使っているうちに詳しくなって自分でグラフィックカードの換装くらい簡単にできるようになるかもしれませんし、何より同じスペックで1万5千円違うので、その分グラボかメモリか容量を強化出来るという事を考えると、本当によほどの理由がない限りは手を出すべきはないように思えます。

小型PCを積極的に買うべき人はやはり…かなり特殊な事情を持った人と言えるでしょう。特殊な事情とは例えば…

1.イベント等でパソコンを持って移動しまくる人

これならゲーミングノートで良いような気もしますが、ゲーミングノートでは処理性能が足りない場合もあります。

例えば先程も例に出したVRイベントなどで処理性能の高いパソコンが必要な場合です。

ゲーミングノートのGTX1000版シリーズもそれなりに処理性能は良いのですが、やはりデスクトップPCには敵いません。

VRゲームを体験するにはやはりデスクトップの高性能CPU・グラフィックカードがまだ必須であるため、VRのイベントなどで処理性能の高いパソコンを持って移動して回らないといけない場合は小型PCもいい選択肢と言えるでしょう。

あと4年もすればゲーミングノートを持ち歩いても問題ないくらいグラフィックカードやCPUが進化するやもしれませんが、今のところは小型PCの方が圧倒的に有利でしょう。

2.本当に自室が狭すぎる人

自室が狭いと言っても大抵の場合何かをどければパソコンを置くスペースくらいは確保できるはずです。

しかし世の中には想像を絶する狭い部屋に住んでいる人もいます。私の知人なんかはまんが道で藤子不二雄が最初に住んだ親戚の家みたいな所で実際に暮らしています。

本当の本当にこれくらいしか部屋がないが、ゲーミングノートは嫌だと言う人は小型PCもありでしょう。

紹介した2つの例はかなりニッチですが、そうでない限り普通のタワーPCを買ったほうが圧倒的にお得なので、この2つに当てはまらない限りは普通のタワー型デスクトップPCを買いましょう。

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