ゲーミングPCには144Hzの液晶モニタが必須か?

ゲーミングPCを新調するにあたって気になるのが144Hzの液晶モニターですね。これを使うと通常の2倍以上もゲームがスムーズになってFPSやLoLで圧倒的な有利な立場に立てるとウワサの製品です。

シングルプレイのゲームをするときだってさらにスムーズになっていつもより快適になるとも言われています。

さて、この魔法のような144Hzの液晶モニターですが、実際の所本当にそこまで素晴らしい物なのでしょうか?144Hzモニターユーザーである私が解説していきます。

144Hzモニターは非常に滑らか

私が使っている144HzのモニターはIIYAMAのProLiteシリーズより型番G2773HS-GB2のモニターです。

初めて144Hzモニターを使った時の感想は「見たこと無いくらい滑らか!!!」でした。実際通常のモニターでは60FPSしか出ていない事を考えると滑らかに感じるのは当たり前ですね。

いつもやっているマインクラフトやスカイリムやGTAのようなゲームも通常の2倍以上の滑らかさでプレイできるというのは快感でした。

ここにFPSが倍になるとどれくらい見た目が変わるのかよくわかるGIF動画があるので貼っておきます。

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30FPSと60FPSでこれだけ違うのですから、144FPSならどうなるか…想像するのは容易ですよね。

LoL、サドンアタック、Dotaのような対戦ゲームを主にプレイしている人の場合、144HZのモニターは非常に有用です。通常のモニターは1秒間に60コマしか描写出来ない所、144Hzのモニターは1秒間に144コマ描写できるからです。

単純計算で2.4倍早く反応できると言う事になります。

0.数コンマ秒の差で反応できるような人間いねーよ!と突っ込みたくなる気持ちは分かりますが、実際、世界で一番反射神経を研ぎ澄ます必要があると言われているQuake3のプロプレイヤーは液晶を使わずあえてブラウン管を使って大会に出場していました。

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144hZ液晶のようなリフレッシュレートの高い液晶が出てきたのはつい最近の事で、ブラウン管全盛期であった頃に普及したQuake3という伝説の対戦ゲームはまだリフレッシュレートの高い液晶は存在していませんでした。

当時の液晶はまだ値段も高く、解像度も低かったのですが…ほぼ漬物石のようなブラウン管と比べて薄くて軽いという特徴は当時から持っていたため、パソコン用モニタとしての選択肢はあったものの、リフレッシュレートの問題からQuake3のプロは薄い液晶モニターの存在を知りながらもあえて、液晶が普及してからもリフレッシュレートの高いブラウン管を好んで使っていたわけです。

この信仰は今でも残っており、一部の超古参FPSプレイヤーはまだブラウン管の方がうまくいくと信じているそうな…

また、上のGIF画像から見ても分かるようにリフレッシュレートが高いと動きが早い場面でのチラつきが減るため、高速で動く目標と戦う必要があるタイプのゲームで特に役に立ちます。

さて昔話はさておき個人的な144Hz液晶の感想ですが、時間が経つにつれて144Hzモニターの良くない所も見えてくるようになりました。

144Hzモニターの難点

144Hzモニターのデメリットですが、まずPCのスペックが高く無いとその能力を発揮できないという点にあります。144Hzのモニターを使うと144Hzでゲームを表示することは出来ますが、そもそもプレイするゲーム自体が144FPSを出せなければ何の意味も有りません。

そのため…モニターが144Hzで144FPS表示することに対応していても、プレイするゲームが40FPSしか出ていなければまっっっっっったく意味が有りません。

ここ非常に重要で、かなりの人が低スペックのパソコンなのに144hzの液晶を買ってしまって後悔しているようなので太字で書きました。

例えばBF4やディビジョン、マインクラフトの影MODなど…重たいゲームをプレイするとゲーム画面がカクカクになってしまいます。これはスペック不足によってFPSの低下が起きているためです。

144hzや120Hzモニターを使っていれば、144FPSや120FPSでゲームを楽しむことが可能ではありますが、ゲーム側が120未満のFPSしか出ていなければその液晶のポテンシャルを最大限まで引き出すことが出来ません。

ちょっとわかりやすく言うなら、低スペックのパソコンで144Hzモニタを使うということは、時速120キロまで出せるエンジンなのに時速40キロしかでないタイヤを使ってるみたいな感じというわけです。

つまり144Hzのモニターというのは高スペックパソコンを持っている人のためのモニターと言えるでしょう。GTX960みたいな微妙に力不足なグラボを使っている人が奮発して144Hzモニターを買っても、その本当の威力を発揮出来る事は永遠に来ないと言う事です。

144FPS以上出ている例 SteamやnVidiaのオーバーレイを使うと見ることが出来るので確かめてみましょう。

画質を犠牲にしてFPSを出すことに躊躇しないタイプの人間の場合この限りではありませんが…たいていの人間というものは一度素晴らしい画質のゲームをプレイしてしまうと前のLOWセッティングには戻れません。

144Hzモニターを買うべき人とは

私は144Hzモニターを買うべき人というのはPCゲーム人口に比べてかなり少ないと考えております。

そもそも144FPSを出す事ができるパソコンを持っている人自体があまり多くはありませんからね。

PCのスペックが高い人

144Hzモニターを買うべき人というのはまずPCのスペックが物凄く高い人ですね。GTX1080だとかTitanのような超ハイエンドのグラフィックカードのPCを使っている人が是非使うべきモニターであります。

ローエンド、ミドルエンドモデルのグラフィックカードや、古いグラフィックカードを使っている人はそもそも144Hzのモニターの真価を発揮できないので、買っても意味が有りません。皮肉とかそういうのじゃなくて物理的に性能を引き出すことが出来ないのです。

PCのスペックが高くなければ144Hz液晶は文字通り無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄なので、144Hz液晶を買おうと思うのならばまずは自分のパソコンのスペックを確かめましょう。

今から新しく144Hz液晶を買おうと思っている人は、自分がメインにプレイしているゲームが144FPS以上出せているかをSteamオーバーレイやShadow Playで確認してから買いましょう。

ゲーム自体が144FPS出せていなければ144Hz液晶を買う意味は全くありません。世界平和のために地球を爆破するくらい意味がありません。

いつも軽いゲームばかりプレイしている人

LoLやサドンアタック、もしくはバニラのマインクラフトやオーバーウォッチといった比較的軽いゲームをプレイしている人なら144Hzモニターを買ってもいいでしょう。

もし新しく144Hzのモニターを買おうと考えているのであれば、自分のプレイしているゲームが144FPS以上出せるかどうかを測定してみましょう。

Nvidia ExperienceやFraps、もしくはSteamオーバーレイなどを使えば自分のゲームがどれくらいFPSを出しているか確認できます。

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144FPS以上が出ていることが確認できてから144Hzモニターは買いましょう。古めの軽いゲームをプレイしているなら問題ないはずです。

もしパソコンのスペックが高くなくても、自分がメインでプレイしているゲームのFPSが144以上なのであれば144Hz液晶を使っても問題ありません。

逆に自分がメインでプレイしているゲームで144FPSも出せないようなのであれば買っても無駄になるだけなので辞めましょう。

144Hzモニターを買うべき人というのは、とにかくゲーム内で144FPS出せる人に尽きます。そうでなければ144Hzモニターを買う意味は全く有りません。

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144Hzモニターが欲しいが、グラフィックカードの性能が悪いのであれば144Hzモニターに使う予定であった予算をグラフィックカード購入予算に回すところから始めましょう。

144Hzのモニターは4万くらいしますが、4万あればいいグラフィックボードが買えますからね。

ちなみに…LoLのためにモニターを新調するという人は、LoLのためのゲーミングPCという記事もチェックしてみてください。

こちらではLoLがめちゃ有利になるモニターバグを解説しています。

おすすめゲーミングモニタ

オススメ1:無難な144Hzモニタ

今から買うならBenQ XL2411Z(DP)がおすすめです。


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BenQ
XL2411Z(DP) (24インチワイド HDMIケーブル付き ドスパラ オリジナルモデル):25,750円

iiyamaのモニターも有名でいいのですが…ゲーミングモニターはやっぱりゲーミングモニターを多く作っているBenQがいいでしょう。台湾のメーカーなので値段も安めです。

ゲーミングモニタという単語を初めて知ったのがBenQだからのせいか、個人的にはゲーミングモニターと言えばBenQのイメージがあります。ゲーミングモニターがほしいならとりあえずBenQの物を選んでおけば問題ないでしょう。

サイズ24インチ、解像度1920×1080、応答速度1ms、リフレッシュレート144Hzというゲーマーの夢を体現したかのようなスペックを持ち合わせています。

これで25,000円なんですから安いものですね。ちなみにこのモニター、ちょっと前までは3万円以上していました。どうやら144Hzのモニターも価格競争が進んで安くなり始めているようです。

なぜかHDMIケーブルも付属しています。HDMIケーブルでパソコンとモニタを繋いでも144Hzで表示する事はできないのですが、まあ…HDMIケーブルは何個合っても困ることはありませんからね。

オススメ2:とにかく安いのがいいなら

特にブランドを気にせずに、とにかく安い144Hzモニターがほしいのであればこちらをおすすめします。

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QNIX QX2414 LED 144 Multi HOT FHD (1920×1080) Gaming Monitor Native 144Hz, 1ms (GTG), Eye Free, Hot Key, LOS, Remote included [並行輸入品]
by QNIX

お値段なんと2万円を切っています。144Hzモニターの難点といえば、とにかく高い上に強力なグラフィックカードがなければその真価を発揮できないという点にありましたが、2万円を切ってくるようならば全てのモニターをグラフィックカードの能力関係なく144Hzモニターにしてもいいような気すらしてきます。

並行輸入してこの価格ですから、アメリカで買えば15,000円くらいで買えるはずです。15,000円といったらフィリップスの無難モニタと同じくらいの値段ですから驚きですね。

QNIXは韓国のモニターメーカーで、海外サイトによるとどうやらLGといった大手の液晶パネルの品質テストでA以下の点数を取ったモニターを流用して販売しているようです。

つまり、液晶パネル自体の質は大手モニター会社が使うのと同じで高いが、不良品の可能性が比較的高いというわけですね。

比較的高いとはいえ、そもそもそこまでメチャクチャに多かった場合商売にならないし、会社の信用度にも関わってくるのである程度の品質は保証されているはずです。しかしながら、LGやアップルといった大手メーカーと比べると初期不良の確率は高いようです。

また、カスタマーサービスの評判も悪く、初期不良があった場合は覚悟が必要になるとか…もちろん英語か韓国語でのやり取りが必須です。

QNIXはモニターの性能の割にとてつもなく安い代わりに、初期不良の可能性があり、カスタマーサービスのサポートも良くないというちょっとギャンブル製品というイメージですね。

144Hzモニターがどうしても欲しいが2.5万は出したくないという人はチャレンジしてみては如何でしょうか…?99%問題ないとは思われますが、1%でも絶対に不良品を掴みたくないという人はやめておきましょう。

オススメ3:パソコン1台買えるくらい高いのがほしいなら

金は無限にあるから黙って1番いいやつをくれ!という人にはこれがオススメです。

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34UC79G-B (34インチウルトラワイド IPS液晶モニター 144Hz駆動)FreeSync対応

なんとお値段72,000円!!何故モニターにここまでお金を掛けなくてはいけないのでしょうか。72,000円あればGTX1080が買えますから!!!

しかしこのようなモニターを買う人にとっては何の問題ありません。このようなウルトラ超高額モニターはGTX1080をSLIつまり2枚刺しているような未だにバブルのような暮らしをしているか、ゲーミング機器に人生のすべてを捧げているか、親が社長の人のためのモニターだからです。

ハナから2万円でギャンブル品を買うか、2.5万で堅実な144Hzモニタを買うかみたいな事で悩んでいる鼻くそプロレタリアートたちを対象とした商品ではありません。

さて、このモニターは144Hzである事以外にもいろいろな特徴があります。

まずはインチ数が34です。34インチというと幅約87センチとなります。横幅87センチというと3歳時の身長くらいの大きさはあります。もはや大きすぎて椅子の位置によっては視界に入り切らないかもしれません。。

それに合わせて解像度も2560×1080と、かなりワイドに広がっています。縦横比は21:9と、文字通りウルトラワイドの長さとなっています。

解像度が高いと、レンダリングの際に掛かる負荷もそれに合わせてかなり大きくなるので…最新タイトルをウルトラワイド&144Hzで動かすにはかなりの性能を持ったグラフィックカードが必要になってくるでしょう。

ゲームによってはもしかしたらGTX1080の2枚差しが必要になってくるかもしれません。

ウルトラワイドモニターでゲームをプレイすると、通常の解像度では視界に入ることのない所まで表示されるので、可能な限り広い範囲を常に索敵する必要があるFPSのようなゲームではハードウェア面で有利に立つことが出来るようになります。

また、LoLにはモニターがウルトラワイドだと表示範囲が広がるバグが確認されています。

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視界が広ければ敵チャンピオンの接近もわかりやすくなるのでギャンクされづらくなりますね。ワードを置いておけばその分更に視界が広がるのでかなり有利です。

おまけにAMD版GsyncであるFreesyncに対応しています。これはAMDのグラフィックカードを使っていればカクつきや入力遅延が軽減されるという技術ですが…Nvidiaのグラフィックカードを使っている人の方が多いと思うのでこの恩恵にあやかれるという人は多くないでしょう。

ハードウェア面で有利になれると聞くと欲しくなりますが、72,000円するのでGTX1080を買ったほうが圧倒的に快適なゲーミング環境を作れるはずです。

金が余って余って仕方ないから万札で暖を取るか…みたいな人でなければ、無難なココらへんのモニタを買ったほうがいいでしょう。

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今ウルトラワイド144Hz液晶を買うべき人のイメージ図

昔は4:3で今はフルHDの液晶が主流であったことを考えると、今後はウルトラワイドか4Kモニタが主流になっていく可能性があります。

どうしてもウルトラワイドが使いたいけどお金がない人はあと5年くらい待てばこれくらいのモニターが2万円くらいでQNIXから出るようになるかもしれないので、それを待ちましょう。

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