ゲーミングPCノートを買うなら

ゲーミングPCは欲しい、でもどうせならノートパソコンが欲しい…

そのような欲張りな人間のために用意されているのがそう、ゲーミングノートPCです。

ゲーミングノートパソコンが欲しい人のために今回はゲーミングノートパソコンのおすすめについて解説していきましょう。

まずはじめに

まずはじめに言っておきたいのですが、ゲーミングノートパソコンは基本、買うべきでは有りません!!!

ゲーミングPCが欲しくてもゲーミングノートはやめようという記事でも書きましたが、ゲーミングノートパソコンというのは様々な点でオススメできません。

機械を小型化し持ち運べるようにするというのは並大抵のことではありません。ゲーミングノートPCというのは普通は重何キロもあるパソコンを、人間が片手で持ち運べるレベルまで縮小化しているわけですから、何かを犠牲にしています。

ゲーミングノートが犠牲にしているもの…それは価格と性能です。そう、ゲーミングノートは普通のデスクトップ型ゲーミングPCとくらべて、高くてショボイのです。

データで見るゲーミングノート

「え?でもなんかゲーミングノートPCにもGTX960とか載ってるじゃん!」と思っている人へ現実を叩きつけてあげましょう。

ゲーミングノートに搭載されているGTX960は実際にはGTX960ではなく、ノートパソコン用に小型化したGTX960Mであり、これはGTX960とは全くの別物となっています。

データを見ないと納得出来ないあなたのために、データを用意してきました。Passmarkによるビデオカードの性能テストツールによってはじき出された数値がこちらです。

GTX 960:5,961点

GTX 960M:1,666点

なんという事でしょうか。一見同じグラフィックカードが搭載されているのにもかかわらず、なんと3.5倍近くの差が付いています。

もちろん数値が高ければ高いほど高性能で、最新のゲームをスムーズに動かせるという事になります。

1,666点というのは2012年に発売されたGTX650と同程度の性能ということになります。GTX650は1831点であるため、GTX650のほうが若干点数は高めですが、2015年のGTX960の5961点と比べるとやはり天と地の差があります。

それじゃあ性能が低い分値段も安くなるのでは?と考えるかもしれませんが…ゲーミングノートは性能が悪いからといって値段が下がったりしません。なぜなら小型化をしてやっとこさ出せる最高性能がこの点数であり、価格には小型化にかかった研究費が上乗せされるからです。

ゲーミングノートPCがいかに高くて性能が悪いかおわかり頂けたでしょうか。

変わりつつあるゲーミングノート

ゲーミングノートというのはゲーミングPC業界の産業廃棄物的存在でしたが、2016年も後半になってその傾向も変わりつつあります。

というのも、最近新しく発売されたGTX1000シリーズは何とゲーミングノートにそのまま搭載できるように開発されているからです。

これまで例えばGTX9XXを作る際は、ゲーミングノートに搭載するために発熱や性能を落としたGTX9XXMを同時開発する必要がありました。上記でも触れましたが、このMシリーズは値段の割りに性能がとてつもなく低く、お世辞にもゲーム用とはいえないレベルの出来でした。

しかしGTX1000番台からはこれに反省したせいか、同じチップをそのままノートパソコンに搭載できるように開発されました。GTX1000番台からはアーキテクチャがパスカルというものに一新されているため、GTX900番台までとは全く違ったグラフィックカードが開発できたわけです。

さて、グラフィックカードをノートパソコンにそのまま搭載できるようになると何が起こるのでしょうか?

デスクトップPCとくらべて遜色ないレベルの性能を持ったゲーミングノートが実現するのです。

これまでゲーミングノートのネックというのは価格の割に性能の低すぎるグラフィックカードだったのですが、それが解消された今、ゲーミングノートを選ばない理由はモニタを選べないだとか、パーツの換装が出来ないくらいしか思いつきません。

データで見てみましょう。例えばGTX1080が搭載されているゲーミングノート、デスクトップPCでオーバーウォッチを動かした場合

screenshot-at-nov-02-20-46-20

このような結果になるようです。

デスクトップPC:

  • 高設定で284FPS
  • ウルトラ設定で196FPS
  • 4K設定で104FPS

ゲーミングノート:

  • 高設定で287FPS
  • ウルトラ設定で199.1FPS
  • 4K設定で104FPS

多少のブレはあるはずですが、なんとゲーミングノートのほうがベンチマーク結果は高いという結果に…!

まあ…それでも拡張性のなさや修理の難しさ、そしてコスパの悪さからゲーミングノートは基本的買うべきではありません。

しかし一昔前のゲーミングノートの1万円札で500円玉を買うレベルのコスパの悪さと比べたら1万円札で1000円札を買うくらいのコスパの良さにはなっています。

ゲーミングノートが向いている人

ゲーミングノートはデスクトップPCに性能は追いついたものの、ゲーミングノートはデスクトップPCとくらべて拡張性の理由から個人的には両手放しではおすすめしてはいません。

ゲーミングノートではもしモニターが壊れたり、キーボードが壊れたりした場合は全とっかえになりますからね…!

しかしながら、デスクトップPCよりもゲーミングノートの方が向いているという人もいます。

例えばデスクトップ型ゲーミングPCは重いしかさばるので、引っ越しが多い人や、家の中に自分のスペースを持っていない人、移動しながらゲームしたい人には向いています。

かくいう私もこれだけゲーミングノートPCをディスっておきながら、一時期毎年引っ越していた頃はゲーミングノートPCを愛用しておりました。性能に満足はしていませんでしたが、少なくとも移動によって煩わされることはありませんでした。

私と同じような状況でゲーミングPCが欲しいという人はやはりゲーミングノートPCしか選択肢はないでしょう。そんな人のためにおすすめを紹介していきます。

おすすめゲーミングノートPC

ゲーミングノートを選ぶときは、絶対にGTX1000番台が搭載されているものを選びましょう!!!!!

いきなり太字+赤字+ビックリマーク5つで強調していますが、これだけは絶対に、絶対に絶対に絶対に守らないと物凄く後悔することになります。

先程も解説しましたが、GTX1000番台以前のゲーミングノート、すなわちGTX900Mシリーズ、GTX800Mシリーズは価格に対する性能があまりにも低すぎるので、買うだけ無駄なのです。

なので、もしゲーミングノートを買う予定なのであれば、少し無理をしてでも絶対にGTX1000番台が搭載されているものを買いましょう。

もしGTX900番台やそれ以前が搭載されているゲーミングノートがおすすめランキングで上の方にあったらそれは絶対に罠です。あまりにもゴミみたいな性能なので値引きするなりプロモーションをかけるなりして在庫を裁こうとしているのです…!!

それを踏まえた上でゲーミングノートのおすすめを紹介していきましょう。

おすすめ1位:ガレリア ゲームマスター NX

ガレリア ゲームマスター NX
CPUi7-7700HQ
グラボGTX 1070
メモリ16GB DDR4 SO-DIMM
ストレージSSD:250GB
HDD:1TB
価格249,980円〜

費用対性能という最大の弱点が克服された今、ゲーミングノートの最大の弱点とはなんでしょうか?

もしモニターやキーボードが壊れたら全て取り替えないといけない点?ノートと銘打っている割に意外と重たい点?全体的に価格が高い点?

いいえ…ゲーミングノート最大の弱点、それはパーツの交換が出来ないという点です。

デスクトップPCは3〜5年ごとに中のグラフィックカードを業者に頼むなり、自分で開けるなりして時代遅れになったグラフィックカードを交換する事が可能です。

PCゲームの綺麗さは年々ものすごい勢いでましていますが、それに合わせてグラフィックカードの性能も年々上昇しています。

GTX1070なんかは今現在は正直言ってどのゲームをするにも持て余す、暴走機関車かスーパーマンのような性能を誇っていますが…あと5年も経てば「5年前の最新グラボ(笑)」という評価になるのは間違いありません。

その頃にはほぼ実写化と見間違うCall of Duty Black Ops 5だとかバトルフィールド6も発売されているはずですが、デスクトップPCなら新しいバトルフィールドのためにPCの中の時代遅れのグラフィックカードを取り外し、GTX1270なんかと交換し、バトルフィールド6を最高設定&4K解像度で楽しめます。

しかしゲーミングノートは基本的には中のグラフィックカードの換装は不可能となっています。

つまり、例えば5年後にバトルフィールド6をやりたければ、かなり設定を落とした状態でやるか、新しいゲーミングノートを買い直す必要があるのです。

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それを踏まえた上でゲーミングノートを選ぶ場合、買うべきゲーミングノートは可能な限りグラフィックカードの性能が高いものとなるわけです。

本当はGTX1080が搭載されたゲーミングノートを紹介したかったのですが、どこも入荷待ちでした。入荷が確認されたらそっちに取り替えておきます。

おすすめ2位:ガレリア QSF1060HE

ガレリア GKF1060GF
qsf970he_410 (1)
CPUIntel Core i7-7700HQ
グラボGeforce GTX1060 6GB
メモリ8GB DDR4 SO-DIMM
ストレージHDD:1TB
SSD:256GB
価格169,980円〜

GTX1070が搭載されているゲーミングノートは単純にバカ高いので、手が出せない人のためのガレリアGKF1060GFです。

こちらはその名の通り、GTX1060が搭載されています。GTX1060も悪いグラフィックカードではないのですが、最新世代グラフィックカードとしてはそこまでものすごくインパクトの有るものではありません。

GTX1000番台は70番代、つまりミドルハイの価格帯で既にGTX Titan Xという1枚10万円のウルトラ強力ブルジョワジーグラフィックカードの性能を軽く超えていた事で有名になりましたが…

GTX1060は前世代のハイエンドである980よりもちょっと弱いくらいの性能を持っています。

それでも全然物凄く強力なのですが、GTX1070・80のインパクトと比べたらちょと劣っているイメージがあります。いえ、めちゃくちゃ強力なんですけどね。なんというかナッパとフリーザを比べるみたいな…こうどっちも物凄く強いんだけど片方が強すぎてどうしても霞むというか…

構成変更のすすめ

BTOサイトではゲーミングノートやゲーミングPCを買う際、構成を自分の好みにある程度調節できます。

デスクトップPCを買うときは構成にSSDを1台余分に加えると人生がバラ色になると推奨していますが、ノートパソコンを買うときは基本SSDを追加することは出来ません。

強いて言うならメモリの増減やSSDの増量くらいですね。

構成変更画面を見ているといろいろ変えてみたくなる気持ちが出てきて、メモリや何やかんやを増やしたくなる気持ちが出てくるとは思いますが、ゲーミングノートを買う際は構成を変える必要は基本ありません!

どうしても変えたいのであれば、以下の点を変更しましょう。

1.SSDの増量

ゲーミングノートは内部SSDやHDDの容量が足りなくなったと思っても基本的には換装できません。やろうと思えば意外と簡単にできますが、保証対象外になる事が多いので触らないに越したことはありません。

そこで将来の自分が困らないようにSSDの増量をしておくというのは悪くない考えです。

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HDDはあとから外付けHDDで増設できないことはありませんが、SSDのような高速読み書きデバイスはあとからの換装が簡単ではないので増量しておくならSSDが1番おすすめです。

OSの入っているメインドライブの容量なんてほんと光陰矢の如しレベルの速さでもりもり容量を消費していくので多ければ大いに越したことはありません。増設できるならしておきましょう。

2.モニタの増設

デュアルモニターはデスクトップPCのみの贅沢な趣味かと思っている人もいるかもしれませんが、実はゲーミングノートでもデュアルモニターは可能です。かくいう私もゲーミングノートを使っていた頃はノートパソコンのモニタ+10年前くらいに買った3:4モニタのデュアルモニターで運用していました。

ゲーミングノートもHDMIポートやDVIが搭載されている以上、デュアルモニター化することは不可能ではありません。

モニターのサイズが違うのでこんな感じ↓のいわゆるデュアルモニター的な運用はできませんが…

Screenshot_396

もう一つのモニターをサブモニターとして何かしらの情報を表示させておくのに使うとものすごく便利です。

私はマインクラフトをやるときレシピ表をおいておいたり、TS3やSteamのフレンドリスト、天気やカレンダーなどをサブモニターに常に表示させています。

もし何かしらを増設する余裕があるのならこのように、モニターを1つ増設するというのも手です。

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この時増設するモニターは安くて無難なことで有名なフィリップスのモニターあたりでいいでしょう。ゲーミングなんとかモニターなんかにしても、ゲーミングノートと形の合わないサブモニターではその真価を発揮することは出来ません。

サブモニターとして使うだけならば1番安いモニターで十分なのです。

同じ価格帯のデスクトップPC

ここまでゲーミングノートを「最近までゴミカスだったけど今のゲーミングノートは意外とやる」みたいな論調で語ってきましたが、最後に同じ価格帯のデスクトップPCも並べておきます。

グラフィックカードはデスクトップPCレベルに追いつきましたが、やはりそれ以外のパーツがボトルネックとなり何だかんだ言ってゲーミングノートはデスクトップPCとくらべて値段が高めになる傾向にあるからです。

カッコいいからみたいなフワフワした理由でゲーミングノートを買おうと思っている人は、ちょっとこれもみて再考してみましょう。

そういうわけでゲーミングノートと同じ価格帯で買える、圧倒的に性能とコスパの良いデスクトップPCも紹介していきましょう。

GTX1080搭載のゲーミングPC

ガレリアZG
kt_410
CPUIntel Core i7-7700k
グラボGeforce GTX1080
メモリ16GB DDR4 SDRAM
ストレージHDD:3TB
SSD:525GB
価格219,980円〜

ガレリア QSF1070HGSは249,980円でGTX1070搭載のゲーミングノートですが、229,980円出せばGTX1080が搭載されたデスクトップPCが購入できます。

モニターは自分で用意する必要がありますが、安くて無難で有名なフィリップスのモニターを買えば244,430円で済みます。

GTX1080と1070では番号が10違うだけに見えて、実はその性能は天と地ほどあります。

  • GeForce GTX 1080:12,295点
  • GeForce GTX 1070:11,291点

たったの1000点、8%程度に見えますが、ゲーミングPC業界ではこれだけでFPSが10近くも変わってきます。FPSが10違うと見た目もこれくらい変わってくるのでバカには出来ません。

fpsdemo1

また、グラフィックカードの違い以外にもCPUやメモリがノートパソコンのために作られた省電力+低性能のものでなくなるため、全体的なパフォーマンスも向上します。

例えばガレリアZGのCPUはIntel Core i7-6700Kですが、QSF1070HGSはIntel Core i7-6700HQです。

両方共i7で同じくらい強力なCPUに見えますが…ベンチマークスコアを比べるとこうなります。

  • Intel Core i7-6700K:11,013点
  • Intel Core i7-6700HQ:8,032点

なんと3000点もの差がついています。グラフィックカード業界はゲーミングノートとデスクトップPCの著しい格差に気がつきましたが、CPU業界はそうでもないようです。

ゲーミングノートとデスクトップPCではグラフィックカードの格差はかなり僅差まで縮まりましたが、それでもやはりCPUやメモリの分費用対性能の面で不利と言わざるをえないのです。

GTX1070搭載のゲーミングPC

ガレリアXF
kt_410-3-300x263
CPUIntel Core i7-7700
グラボGeforce GTX1070
メモリ16GB DDR4 SDRAM
ストレージHDD:2TB
SSD:500GB
価格164,980円〜

ガレリアGKF1060GFは169,980円でGTX1060搭載のゲーミングノートですが…

159,980円出せばGTX1070搭載のデスクトップPCが購入できます。先程述べたのと同じ理由で、全体的なパフォーマンスはガレリアXFの方が上となっています。

「引っ越しが多いからゲーミングノートでなければかなり大変」といった確かな理由がない限り、出来ればデスクトップPCの方がお得ということがわかって頂けたでしょうか。

最近ではゲーミングノートもかなり高性能化が進んできており、ちょっと前まではゲーミングノートPCならハッピーセットのおもちゃの方が高性能と言えるくらいのものだったのが、少なくともグラフィックカードだけはデスクトップPC並という所まで追いついてきました。

なのでゲーミングノートを購入することに完全に反対は致しません。

しかしながらやはりゲーミングノートとデスクトップPCではミジンコとAlpha Goくらいの性能差があるので、どうしても仕方ない理由がない限りはデスクトップを選択しましょう。

家の中で移動しながらゲームできるとか、カッコ良さそうだからとか、楽そうだからといった適当な理由でゲーミングノートにして後悔した人をこれまでに何人も見てきた私からすると…本当にこれ以上の犠牲者を出したくないのです…!

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