ゲーミングPCを買いたいが、選び方が全然分からない!
BTOとか自作とか家電量販店で買う選択肢もあるけどどれがいいのかわからないし、値段によってパソコンがどう強力になるのかもわからない…
BTOサイトで選ぶにしても、構成画面でもはや1時間以上悩み続けている…
そのような悩める子羊たちのために、今回は私がどう選ぶべきかについて詳しく解説していきます。
Contents
ゲーミングPCを買う前に
ゲーミングPCを手に入れるにはいろいろな選択肢があります。最寄りの家電量販店、自作、BTOサイトで頼む…などなど。
私が初めてゲーミングPCを買った頃は自作がメジャーでした。私の最初のパソコンはライトセーバーを自作したエピソード6のルーク・スカイウォーカーのように、自分で作ったパソコンでゲームを謳歌していました。2006年ごろの話です。
当時は自作が最もコスパがいいと言われており、実際BTOサイトに頼むよりも自作のほうがメチャ安上がりな時代となっていました。
しかし時は流れ今は2016年、いま最もコスパがいいゲーミングPCの入手方法は「BTOサイトで頼む」となっています。
この10年でBTOサイトもメジャーになってきてパーツの大量入荷による値引きが進んだ、パーツのセット割引が増えてきたなどの要因により自分でパーツを集めて作るより、BTOのほうが組立料込でも安い時代になってきたわけです。
なので、いまゲーミングPCが欲しいのであれば絶対にBTOサイトのほうがお得です。自作でもパソコン制作の知識がついていいのですけどね。
ちなみに家電量販店は論外です。絶対にやめましょう。歌舞伎町のぼったくりバーも引くレベルのボッタクリが家電量販店では行われています。
予算を知る
たとえばドスパラのようなBTOサイトで適当にPCを見繕って構成を変えてみるとあれもこれも…となってしまい、無限にパソコンの値段が高くつく事があります。
ゲーミングPCが欲しければ、まずは予算を知りましょう。
予算というのはゲーミングPC+液晶代です。まず液晶を決め、その代金を全体の予算から引いたものがゲーミングPCの予算となります。
たとえば全体の予算が12万で2万の液晶を買うならゲーミングPCの予算は10万となり、全体の予算が20万で2万のデュアルモニタにするならゲーミングPCの予算は16万となります。
まだ液晶を決めていない人は液晶1個あたり1万5千円とカウントしておきましょう。1万5千円あれば性能はまあまあで必要最低限のスペック、つまり解像度1920*1080でリフレッシュレート60を満たした液晶を1個買えます。
そして、ゲーミングPCの予算が分かったら自分の予算が下のどのラインに当てはまるかを確認してください。
10万ライン
15万ライン
20万ライン
25万ライン
ではこれらのラインのパソコンはどのようなものなのかについて説明していきます。
10万ライン
自分でパソコンを買う大学生とかなら恐らく10万ラインで買いたい所でしょう。10万ラインのパソコンと言うとガレリアDTのようなパソコンになります。
10万ラインのパソコンは、GTX960のようなローエンドの最新グラフィックカードを積んでいることが多くなっています。そしてこのグラフィックカードは正直いってゲーミングPCとしてはちょっと力不足です。PS4と比べるとPS4の1.5倍の性能くらいのパソコンしか手に入りません。
フォールアウト4やGTA5のような最新ゲームをプレイしたくてこのパソコンを買うのはちょっと力不足で泣きたくなるかもしれません。
ただ、それでもマインクラフト、League of Legends、サドンアタックといったちょっと古いけど未だに大人気のゲームを遊ぶには十分な性能です。
マインクラフトのとにかく重たいMODと言われる影MODや工業MODを入れてもまあまあ大丈夫でしょう。
15万ライン
15万ラインというとガレリアXFのようなパソコンですね。
この価格帯のゲーミングPCはGTX970のようなミドルレンジのグラフィックカードを積んでいる事が多くなっています。個人的には最初に買うパソコンとして1番オススメなのがこれです。
最新グラフィックカードのミドルレンジは基本的にその年発売されるゲームのほとんどを最高設定でなめらかに動かすことが可能になっています。最新ゲームをなめらかにプレイしたくてゲーミングPCを買うのですから、これくらいの性能は欲しい所です。
これくらいのパソコンならば、ほぼ全てのゲーミングPCをほぼ最高設定でなめらかに遊べるはずです。
20万ライン
20万ラインというとガレリアSIとかですね。
GTX980 Tiというとにかく強力なハイエンドのグラフィックカードを更に超えた超ハイエンドのグラフィックカードを積んでいるので、恐らく今後2〜3年に出るAAAタイトルのゲームを最高設定でなめらかに遊び続けることが出来るでしょう。
ゲーミングPCに20万も出すと、CPUも強力だわメモリも多いわSSDも最初から付いてくるわでもう至れり尽くせり状態のパソコンが手に入ります。ゲーム版酒池肉林みたいな感じです。
ゲーミングPCのコスト対費用は21万以上からどんどん悪くなっていきます。というか、趣味の領域に入っていきます。
というのも…現状GTX980のようなハイエンドのグラフィックカードで動かせないゲームは1つもないため、これよりも性能の高いパソコンを買った所で使いみちがないのです。
ゲーミングPCに25万以上出せる…という人は20万くらいのPCを買いましょう。これから先はほとんど趣味か、25万をさらに大きく超えてゲーミングPCに金をかけられる本物のお金持ちでなければついていけない領域になっていきます。
25万ライン
25万ラインとなるともはや趣味の領域です。これだけ出せば例えばガレリアMKのようなGTX TITAN Xのような怪物グラフィックカードを積んだゲーミングPCを手に入れることが出来ます。
GTXTITAN Xというのは現在出ているGTXの最上級モデルで、数年後に発売されるであろうゲーミングPCの性能を先掘りしています。
ドラゴンボールで例えるならピッコロ大魔王と戦ってる孫悟空の所にトランクスがやってくるみたいなもんです。ワンピースで例えるならココヤシ村に白ひげが来るみたいなもんです。
とにかく、現代には必要ないレベルでとんでもなく規格外の能力を持っているので、使いみちが有りません!!普通のゲーマーは買うべきでは有りません!
25万出してTITAN Xが乗ったゲーミングPCを買うくらいなら、20万のゲーミングPCを買って液晶3枚繋いでトリプルディスプレイにするとか、ゲーミングマウスとキーボードを買うとか、ゲーミング椅子を買うとかそういうところにお金を掛けたほうがマシです。
そもそもTITAN Xは来るべき4K解像度の時代に合わせて作られたグラフィックカードであるため、4K解像度のめちゃんこ高い液晶モニターを持っていなければ何の意味も有りません。
そのため、25万出してTITAN Xの載っているゲーミングPCを買い、その性能を最大まで引き出したいのであれば同時にバカ高い4Kモニターも買う必要が出てくるという訳です。さっき本当のお金持ちゲーマーにしかついてこれない領域になるといったのはそのためです。
もう一度言いますが、通常のゲーマーはいくら予算があっても20万のゲーミングPCを買って、残りのお金はモニターや周辺機器に注ぐべきです。こんだけオーバースペックのパソコンは必要ありません。
構成の変え方
BTOサイトで1番気になるのは構成の部分ですね。BTOサイトでは好きに構成を変えて、自分だけのオリジナルのゲーミングPCを作ることが出来ます。
楽しいですね〜でも考えるだけ無駄です。
構成は基本、オリジナルのままで十分です。変える必要はほとんどありません!!!
構成を変える画面ではプラス3000円でなんかちょっとCPUが強力っぽいものになったり、CPUファンが変わったり、メモリの量が増えたりしますが…無視しましょう。プラス3000円とか5000円程度では正直パソコンの性能は変わりません!!!
たとえばガレリアDTの構成変更画面では、CPUをi5-6500からi5-6600に5000円くらいでアップグレードできます。
5000円出せば結構変わるのかな?なんて思うかもしれませんが、これら二つのCPUのベンチマークスコアは…
i5-6500:7,042点
i5-6600:7,573点
なんと500点しか変わりません。ゲーミングPC業界でベンチマークスコア500点というのはゾウリムシとワラジムシくらいの違いしか有りません。
つまり、5000円だしても殆ど無駄ということです。構成を変えてパソコンのアップグレードを図りたければ、最低でも1回で2〜3万円は上昇するアップグレードを選択しなければ性能は変わりません。
そんなわけで全部無視しましょう。アップグレードは禁止です。ダウングレードもやめましょう。下がる総価格のわりに落ちる性能がかなり高くなっています。
ですが、SSDとメモリだけは別です。ここ重要。
SSDとメモリだけは構成を確認しよう
まずメモリですが、これは最低でも8GBあることを確認しましょう。4GBのゲーミングPCを買おうとしている場合は、多少無理してでも8GBにアップグレードしましょう。
というのも、最近のゲームは起動するのにメモリが4GBでは足りなかったりするため、4GBしかメモリがないゲーミングPCではゲームが出来ない可能性があるからです。
16GBにアップグレードするのもいいでしょう。もし予算に余裕が有るのなら、16GBにアップグレードするのは得策です。
そしてSSDですが、これが1番重要です。SSDは読み込み/書き込み速度の早い新型の保存装置です。
SSDが1個もないパソコンにはSSDを追加し、SSDが1個しかないパソコンにはSSDをさらに追加しましょう。
SSDが1個もないパソコンにSSDを追加し、OS(ウィンドウズ)をSSDにインストールすることにより、もう信じられないレベルのスピードのパソコンになってくれます。
SSDは読み込み速度が従来の記録媒体と比べて何倍も早いため、パソコンの基本動作が単純にその分何倍にもなるのです。
ガレリアDTなんかは最初からSSDが付いていないパソコンなので、構成変更画面でSSDを絶対につけましょう。
追加でSSDをもう1個増やす理由ですが、これはゲーム用SSDのためです。
先程も言ったとおり、SSDは読み込み速度が尋常じゃなく早いため、ゲームをSSDにインストールするとマジでとんでもなくゲームのロード時間が短縮されます。思わず言葉が乱れるほど早くなるのです。
もちろん最初からSSDが搭載されていないゲーミングPCに追加で2個SSDを載せるのもありです。とにかく、2015〜6年のゲームPCはSSDがあるかないかによって快適度が大きく変わってくると言われているので、他の予算をちょっと削っでもSSDは最低1個絶対につけましょう。
他の構成は全てデフォルトで、メモリは最低8GB、SSDを最低1個が最強でコスパのいい構成です。参考にしてみてください。
まとめ
総予算から液晶モニター代(1個15,000円目安)を引き、残った金額の代金のパソコンをBTOサイトで選び、
10万クラスならGTX960搭載の
15万クラスならGTX970搭載の
20万クラスならGTX980搭載の
パソコンを選び、メモリを8GB以上、SSDを2個に構成を変更して購入するのがベスト