GTX1060は3GB版か6GB版かそれとも1070か

新しくゲーミングPCを新調しようということで、良さげなゲーミングPCを探しているが…

最新のGTX1060にはビデオメモリ3GB版と6GB版があり、値段の違いも許容範囲くらい…これはどうせならビデオメモリ6GB版の方がいいのか?それともちょっと奮発して1070まで行っちゃうか?

そんなGTX1060・3GBか6GBの迷い沼に落ちてしまった人のために、今回はそれぞれのGTX1060の違いや、どっちがいいのかについて解説していきます。

GTX1060の3GB版と6GB版

最新のグラフィックカードであるGTX1060にはなぜかビデオメモリ3GBの安い版と、ビデオメモリ2倍だけどそんなに値段は上がっていない6GB版が存在します。

最近ゲーミングPCについて調べ始めた人にとっては恐らくここで大いに悩むことでしょう。どうせならビデオメモリ2倍の方が性能もいいのではないか?しかし可能な限り安く済ませたいから3GBで妥協するか…と。

例えばドスパラで今人気ナンバー1だけど当サイトでは全然おすすめしていないガレリアXTにはGTX 1060の6GB版が搭載されています。

ガレリアXT
kt_410-3-300x263
CPUIntel Core i7-7700
グラボGeforce GTX1060 6GB
メモリ8GB DDR4 SDRAM
ストレージHDD:2TB
SSD:500GB
価格139,980円〜

一方、ビデオカードを3GB版にしているガレリアXJはこんな感じになっています。

ガレリアXJ
kt_410-3-300x263
CPUIntel Core i7-7700
グラボGeforce GTX1060 3GB
メモリ8GB DDR4 SDRAM
ストレージHDD:2TB
SSD:250GB
価格124,980円〜

1万円プラスしてビデオメモリ2倍ならそんなに悪くない気がしますよね。1万円奮発してビデオカード2倍のものにしちゃうか〜みたいな事を考えている人が1060・3GBのXJと迷った挙句1060・6GBのXTを買っているからドスパラで人気ナンバー1になっているのかもしれません。

1万円で2倍という言葉にはどこかあらがえない奇妙な魅力があります。15万前後というでかい買い物をしている時には1万円くらいぽっと追加してビデオメモリ2倍にしちゃいたくなる気持ちはよくわかります。

それでは早速…ビデオメモリ2倍がどれくらいの効果を持っているのか調べていきましょう。

スコアで見るGTX1060・3GBと6GBの違い

当サイトがよく見ているPassmarkのスコアで比較してみましょう。

このサイトによるとそれぞれのベンチマークスコアは以下の通り

  • GeForce GTX 1060 6GB: 8,783点
  • GeForce GTX 1060 3GB: 8,479点

なんかそこまで大きく違う感じがしませんね。それでも6GB版の方が3GB版よりも1.035倍強力な事は明らかになりました。

1.035倍強力なこのグラフィックカードを使ってベンチマークをした場合、6GB版で60FPS出せるゲームは3GB版では単純計算で57.9FPSしか出ない計算になります。

…これは6GB版はウルトラ金ドブな臭いがしてきましたね〜 1.035倍強いグラフィックカードのために1万円を惜しまない石油王なのであれば何の問題もないかもしれませんが、GTX1060を買おうかなんて考えている人はまず間違いなく膀胱から石油が湧き出るタイプの人間ではないはずです。

というか他のサイトでも行われているベンチマーク結果を見る限りでは正直言って、GTX1060の6GB版はあんまり買うべきではありません。

3GB版はGTX1060よりも1万円安いAMDのRX480かRX470を選ぶ人が多いのを見て慌てて「やっぱメモリの量適切にしてRX480と同じ値段で売ってAMDのシェア奪ったろ〜」みたいな感じで売り出したのではないでしょうか。

この廉価版について実際のところはNvidiaにしか分からないので陰謀論でしかありませんが…!

6GBの利点

当サイトの買うべきではないグラフィックカード賞の大賞を今さっき受賞してしまったGTX1060の6GB版ですが、敢えてこれを選ぶ利点はあるのでしょうか。

ビデオメモリというのは基本的にはテクスチャのキャッシングに使われています。このメモリの量が多いということは、負荷の大きいテクスチャの同時レンダリングに優れている、つまりテクスチャを綺麗にしたかったらメモリの量は多ければ多い方がいいことになります。

なのでテクスチャの解像度の最大値が高いゲームを主にプレイしたい場合はGTX1060 6GBの方が優れている事になります。

例えばRise of the Tomb Raiderなんかはテクスチャ設定をVery Highにするとテクスチャ解像度が4K×4Kになるようです。もしくはFallout4やスカイリムも公式でHQテクスチャーパックを配布していますね。

トゥームレイダーのテクスチャー:Very HighとLowで比較 右側がVH

トゥームレイダーのテクスチャ:Very HighとHighで比較 右側がVH

Fallout4のHQテクスチャーパックの必要スペックを見てみれば、テクスチャパックにどれだけのグラフィック性能が必要なのかひと目で分かります。

このように、ウルトラ綺麗なテクスチャでゲームをプレイするにはやはりビデオカードのメモリが大量に必要になってきます。テクスチャを高解像度化して綺麗にするグラフィック向上MODなんかを入れる場合も6GBの方が有利と言えましょう。

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そういうわけで6GB版はテクスチャに妙なこだわりがある人のためのグラフィックカードと言っていいでしょう。ただ、別にテクスチャ以外の重要な部分にこだわりがある人は6GBをあえて選ぶ必要はありません。

また、6GB版は開発力が足りてないインディーゲームデベロッパーや移植技術がショボいAAAゲームの場合威力を発揮することがあります。

開発力が足りてないインディーゲームと言うと例えばPUBGやARKといった、最適化がほとんど出来ていないゲームですね。このようなゲームは最適化が出来ていないためVRAMを多めに使いすぎるということが多々あるため、6GB版の方が動作が安定することがあります。

もしくは移植がうまく行っていないゲーム、具体的に言うとUBISOFTのゲームが移植技術がショボいAAAタイトルに当たります。UBISOFTはなぜか移植技術がショボく、ちゃんと最適化出来ていないためかVRAMを必要以上に使う傾向にあります。

なのでアサシンクリードやWatch Dogs2といったコンソールでも販売されているAAAタイトルのゲームは6GBの方が安定するようです。

とはいえ…8%ほどしかFPSは変わらないので1万円多く出すほどの価値があるかどうかは自分の財布事情次第でしょう。

1070とも比較してみよう

どうせ3GBか6GB版で1万円多く出すかどうか悩むなら、いっその事1070にしてしまった方がいいかもしれません。

でもGTX1070ってお高いんでしょ?と考える前に、どれくらい性能が違うか比較してみましょう。

  • GeForce GTX 1070 :10,960点
  • GeForce GTX 1060 6GB: 8,783点
  • GeForce GTX 1060 3GB: 8,479点

なんとGTX 1060の3GB版と比べて1.29倍の違いがあります。6GB版と比べるならば1.21倍です。

たったの1.21倍かよ…と思うかもしれませんが、それでも結構違います。BF1のベンチマーク結果で比べてみましょう。

  • GTX1070:平均125.3FPS
  • GTX1060:平均95FPS

なんとその差30FPS!1060と1070ではPS4のゲーム1個分のフレームレート差があるようです。

144Hzモニターでその性能をフルに発揮した状態でBF1をプレイしようと思ったら1070の場合ちょっと設定を落とすだけで良さそうですが、1060の場合かなり落とさないと144FPS出すのは難しそうですね。

そういうわけでGTX1060の3GBか6GBかで1万円多く出すかどうか迷っているくらいなら、いっその事2万円多く出して1070を買ってしまったほうがむしろお得です。

1万円だして5%くらい性能が高いグラフィックカードを搭載するよりは3万円出して25%くらい性能の高いグラフィックカードを搭載した方がお得ですよね。

1070を買うほどの予算がない場合は3GBを買ってその分貯金するか、余った分でSSDを買いましょう。

グラフィックカードを換装するのでなく、新しくゲーミングPCを買うならCPUをグレードダウンすることによって同じくらいの価格でグラフィックカードだけ1070にすることも可能です。

CPUをショボくしてGTX1070付きを選ぼう

グラフィックカードとCPUというのは持ちつ持たれつの関係を持っています。CPUの性能が低すぎればグラフィックカードの性能を引き出せず、グラフィックカードの性能が低すぎればCPUの足を引っ張ってしまいます。

とにかく今のコスパだけを考えるなら、グラフィックカードの性能を最低限引き出せるCPUを搭載したゲーミングPCを買うのが1番お得です。

しかし…ほとんどのBTOサイトでおすすめされているゲーミングPCというのはCPU性能が過剰に高くなっていることがほとんどで、そのせいで値段がつり上がっていることが多々あります。

CPUの換装というものはグラフィックカードと比べて若干難易度が高いので、最初から性能の高いCPUが搭載されたゲーミングPCを買っておいて、あとで少しづつグラフィックカードを換装しながら使っていくというやり方を想定している可能性もありますが…

時期が来たらゲーミングPCごと買い替えたい人や、お金がないからとにかくコスパがいいのが欲しい人にとっては迷惑きわまりません。

BTOサイトのパソコンは殆どの場合CPUが4割、グラフィックカードが4割の値段を占めているので、CPUの性能をグラフィックカードの性能を発揮できるくらいのグレードの物まで落とせばグラフィックカードをもう1段高くすることが可能です。

例えばドスパラで人気ナンバー1だけど当サイトでは非推奨のガレリアXTですが…

ガレリアXT
kt_410-3-300x263
CPUIntel Core i7-7700
グラボGeforce GTX1060 6GB
メモリ8GB DDR4 SDRAM
ストレージHDD:2TB
SSD:500GB
価格139,980円〜

なんとi7-7700という極上のCPUを搭載しています。これでいてグラフィックカードはGTX1060なのですから、リアル「体は子供頭脳は大人」状態です。

GTX1060の性能を引き出すにはi5-6500くらいのCPUですら十分なので、ここまで強力なCPUは必要ありません。

一方でGTX1070の性能を引き出すにはi5-7500くらいのCPUで十二分でしょう。そういうわけでGTX1060の3GBか6GBで悩んでいる人にとっての私のオススメはこちらです。

ガレリアDF
kt_410-3-300x263
CPUIntel Core i5-7500
グラボGeforce GTX1070
メモリ8GB DDR4 SDRAM
ストレージSSD 250GB
HDD 1TB
価格134,980円〜

GTX1070が搭載されており、CPUの性能もその性能を十二分に発揮できてボトルネックにならないものとなっています。CPUの性能を下げているので値段もなんとガレリアXTよりも安くなっています。

唯一の問題点としてはやはりCPU性能が低いので今後グラフィックカードを自力で換装していく気なのならば遠くない未来にCPUの換装も必要になってくるという点でしょうか。そういう点では拡張性が少ないともいえます。

ただ、今現在お金がなくてとにかく今コスパが一番高いゲーミングPCが欲しい人や、自力でパソコンのパーツの換装をする予定が全くない人にとっては1番のゲーミングPCかもしれません。

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コメント

  1. 1 より:

    上述のPassmarkスコアを円/スコア換算した表が以下↓

    GTX1070  4.3 score/円
    GTX10606G 3.3 score/円
    GTX10603G 2.5 score/円

    やはり3GBのコスパが圧倒的にに良いですね。
    1070と10606Gを見るとコスパはGTX1070よりGTX1060 6Gの方が良いという
    値段が上がるに連れてコスパが悪くなるという半導体ビジネスでは当たり前の結果に