ゲーミングPCとPS4の比較

ゲーミングPCとPS4…どちらもゲームのための機械ですが、どっちのほうがどれほどいいみたいな意見はそこらじゅうで耳にします。

実際の所どれほど違うのでしょうか?今回はスペック面に限ってゲーミングPCとPS4の違いについて書いていきたいと思います。

PS4のスペック

まずはPS4のスペックを見ていきましょう。

  • CPU:8-core x86-64 AMD Jaguar
  • GPU:改造したRadeonHD 7870
  • RAM:8GB

結構いいスペックしてますね。これで4万円くらいなのですから安いものです。ただ、CPUやGPUがある程度独自仕様に改造されているらしいため、正直メモリ以外詳しいことはよくわかりません。

海外掲示板によると、PS4のCPU・GPUはPCで言うところのFX-8150・HD 7870に相当するようです。

これをインテル・Nvidiaの物に置き換えるとIntel Core i5-2500K・GTX660 Ti相当となります。

GTX660 Tiと言えば2013年あたりにリリースされたグラフィックカードですね。PS4のリリース日を考えれば妥当ですが、パソコンの性能というのはムーアの法則にのっとって2年で2倍になるということを考えると…現行のゲーミングPCと比べるとPS4はかなり性能が劣る可能性が出てきました。

モダンなゲーミングPCと比較

例えば当サイトでおすすめしているガレリアXFとくらべてみましょう。

ガレリアXFはゲーミングPCとして是非持っておきたいミドルレンジのグラフィックカードを搭載したゲーミングPCで、ある程度お金があるなら是非最初のゲームPCとしておすすめしています。

さて…そのガレリアXFのスペックですが、以下の通りとなっています。

  • CPU:i7-6700
  • GPU:GTX 1070
  • RAM:8GB

これだけ見てもよくわかりませんね。ベンチマークスコアで比較していきましょう。

ベンチマークスコアというのはパーツの能力を数値化したもので、PCゲーム業界のスカウターや道力みたいなものですね。これを比較すればどちらがどれほど強力なのかがひと目でわかります。

さて、passmark.comによると、それぞれの点数は以下のようになるようです。

CPU比較

  • FX-8150:6,573点(PS4)
  • i7-6700:9,946点(PC)

GPU比較

  • HD 7870:4,281点(PS4)
  • GTX 1070:11,866点(PC)

上がPS4のスコア、下がPCのスコアとなっています。

PCのほうがCPU性能は1.5倍、GPU性能は3倍近く高いという事がわかりました。

ただ、PCは15万でPS4は3.5万なので値段面から言うとPCのボロ負けですね。さすがPS4は大量生産によって値段を下げているだけありますね。

グラボに限って1円あたりのコスパを出してみると、PS4は1点あたり8円、PCは1点あたり12円となります。

いちおうPCはゲーム以外にも使いみちがあるというという言い訳もありますが、ゲームに限った、性能あたりのコスパだけで言うならPS4が有利ということになりますね。

PS4 ProとゲーミングPC

ついこの間発表された、来たるVR&4K解像度時代で生き残るための新型PS4ことPS4プロですが…

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このPS4プロはどのような性能を備えているのでしょうか?

海外サイトによると、どうやらグラフィックカードに関してはだいたいRX480程度の性能を持っていると書いてありました。RX480というのはベンチマークスコアで言うと7,701点も叩き出す強力なAMDのグラフィックカードです。

7,701点というとGTX1050 Ti以上、GTX970未満という所ですね。悪いスペックではありませんが、GTX1000番台のミドルレンジ以下の性能となるとものすごくいいスペックともいい難い所です。

ドラゴンボールで例えるなら初登場のサイバイマンくらいの強さと言えば的確でしょうか。けっこう強いけどそこまででもない…みたいな。ワンピースで例えるならオヤビン当たりでしょう。けっこう強いけどそこまででもない…

さて、漫画の話は置いておいて、性能面だけ見ればやはりゲーミングPCの方が圧倒的に上となっています。掛かってくるお金が違うので当たり前といえば当たり前ですが…

PS4も恐らくはGTX1060かGTX1070くらいの性能を持ったグラボを搭載したかったかと思われますが、やはりコンソール機はあまり処理能力のいいグラフィックカードを搭載してしまうと普及できる値段で売れないので仕方ないのでしょう。

とはいえ、やはり45,000円で購入できるGTX970弱程度の性能を持ったグラフィックカード搭載のゲーミングPCと考えればかなりのコスパと言っていいでしょう。

これでPS4をプレイしながら解像度やテクスチャ・シェーダー・影などの設定をいじって好きにフレームレートを調節できればもっと良かったのですけどね…今のところは既存のPS4ゲームを4K画質で遊べるというのが目玉となっているようです。

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しかしPS4Proの性能を最大限発揮するための4Kモニタを今持っている人ってどれくらいいるのでしょうか…

画質設定で見るPCとPS4

比較的最近発売された重たいことで有名なゲーム、GTA5でPS4とPCの画質設定の違いを見てみましょう。

下の画像はGTA5の同じ場所をPS3、PS4、PC版で撮影した比較画像です。影や壁の見た目がかなり違うのがお分かりでしょうか。

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PS3版では壁の凸凹はほとんど省略されており、影の解像度もかなり低く設定されているためボンヤリしています。

PS4版では壁のテクスチャ1段キレイになり、かつ影の解像度がかなり上がったおかげでかなりリアルさが増しています。ついでに地面に草が生えました。

PC版では壁がもう1段界リアルになり、テクスチャがさらに綺麗になるだけでなく壁の欠けすらもリアルに表現されはじめました。地面の草もどことなくリアルになっています。

下は同じくPS3、PS4、PCの比較画像です。余計なモヤが右に行くにつれて減っていっています。

また、交通量もPCの方が多めとなっています。遠景の描写もPCの方がクッキリしていますね。

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PS3・PS4版ではPM2.5でも蔓延しているのかと思えるモヤが街全体に掛かっています。描写距離を低くすることによりフレームレートの向上を図っているのですが、やはりどんよりした印象を受けてしまいます。

一方PC版は遠景がクッキリ見えるほか、交通量も何倍以上も違います。PC版は同時に動かせるAI量が段違いであるため、車を運転するAIを増やせるわけですね。

画質で見るならやはりPC版が圧倒的に綺麗ですね。コスト度外視で好きなゲームを可能な限り綺麗な画質、もしくは交通量が多いなど楽しい設定で遊びたいならやはりPC版が最強と言えましょう。

ところで…PC版のGTA5ではパソコンの処理能力に合わせて画質設定を変更することが出来ますが、PS4版のグラフィック設定はPC版で言う所にる何になっているのでしょうか。

海外サイトの調査によると、PS4版GTA5のグラフィック設定はPCの「高」相当になっていると解説してありました。その代わり、FPSが30に固定されています。

FPSというのはフレームパーセカンドという英語の略で、つまり1秒辺りなんコマ画面を描写しているかを表しています。フレームレートと言われることもありますね。

FPSが30に固定されていると何が悪いのか…下の画像を見れば30FPSがどれだけカクカクしているかよくわかります。

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早く移動すればするほどその違いは顕著になってきています。

こうやって比べてみると30FPSでプレイするより60FPSでプレイしたくなりますよね。ただ、60FPSを出すにはそれなりのスペックのパソコンが必要になってくるので難しい所です。

私が調べた所によると、さきほど紹介したGTX1070が搭載されているパソコンでGTA5をプレイする場合、最高設定+4K画質で平均54FPS前後出せるようです。う〜む…さすが最新グラフィックカード…

4K解像度でこれなら、通常の1080pなら何の問題もなく60FPS…ひょっとすると144FPS以上出せるかもしれません。最高設定&倍速モニタでGTA5をやるなんて…なんてゼータクなのでしょうか。

MODの有無

PCとPS4の違いはグラフィックだけではありません。大きな違いとしてよくあげられるのがMODの有無でしょう。

MODというのはMODificationの略で、だいたいの場合ゲーム改造の事を指します。MODを導入すると、PCで遊べるゲームをさまざまな面で改造することが出来ます。

例えばマインクラフトが有名ですね。マインクラフトはPS4版だけでなく、WiiU版、Xbox版などなど色々とありますが…MODが入れられるのはその中でもPC版だけです。

マインクラフトのMODには例えば何があるかというと…有名なもので言えば影MODでしょう。

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これが影MODを入れたマインクラフトの画像です。GTA5も泣いて謝るレベルの画質の良さですね。

動画で見ると風で草がなびいていたり、影の位置が太陽の位置によって変わっていったり、水面に風景がリアルタイムで反射したりしてもっと綺麗です。

他にマインクラフトのMODで有名なのは工業・魔法MODでしょうか。

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工業・魔法MODを入れるとマインクラフトの世界に新たなブロックが大量に追加され、さらに幅広いプレイが可能になります。

工業MODなら例えば木を自動的に植えてくれるマシンと木を自動的に伐採してくれるマシンを設置して、原木をかまどに自動搬入して木炭にし、その木炭をさらに発電機に自動搬入し、木炭発電でできた電気を使って自動採掘機を動かす…みたいな事が可能になります。

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この採掘機で掘り出した鉄やダイヤモンドを溶鉱炉に放り込んで、先がダイヤモンド、取っ手は鉄、留め具は魔法の木…みたいなオリジナルのツルハシを作ることも可能です。

自動化を極めて最強の工場を作ることも可能です。下の動画では鉱石を粉砕し、焼いてインゴットにするのをベルトコンベアで自動化しています。

魔法MODなら例えば魔法使いとなって万物を理解するため、研究に明け暮れるみたいな事も可能です。

例えばこの最も有名なMODのひとつであるThaumcraftを入れると、マインクラフトのアイテムほとんど全てに「相」が設定されます。

相はそのアイテムを構成している原子のようなもので、この相について研究を進めていくとさらに便利なアイテム、例えば通常の何倍もの速度で走れる上にとてつもない長距離高速ジャンプが出来るようになるメテオブーツだとか、自分の代わりに木を切ってくれたり作物を集めてくれるゴーレムを操れるようになります。

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錬金術師のように鉄と相を溶かし込んで別の金属を生成するなんてことも可能になります。

他には工業MODと魔法MODをあわせて、大量生産した木炭を石炭に変える魔法で石炭にし、石炭を圧縮してダイヤモンドを無限に生成する…なんてことも可能です。

MODはマインクラフト以外にも、ほぼすべてのゲームに存在します。例えばGTA5なら、画質向上MODはこんな感じになります。

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下の画像なんかは片方が本物の写真、もう片方は画質向上MODを入れたGTA5です。

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MODは画質向上だけではありません。GTA5にもゲーム内容を変更したり、ゲームに新しい要素を追加するMODが存在します。

趣旨の違うゲームシステム改造MODを入れればこのように…↓

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アイアンマンとなって空を飛んだりレーザーを発射したり素手で車を破壊したりもできます。

MODには著作権だとか機能の制限なんてものは存在しないので、スカイリムのドラゴンをトーマスに置き換えるMODなんてのもあります。

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他にもMODには例えばジャストコーズやスカイリムのような一人プレイ専用のゲームを無理やり協力プレイ可能にしてしまうものだってありますし、口の代わりに尻から魔法が出るように変更するアホアホMODなんてのも存在します。

PS4ではこのようなゲーム改造が全く存在しないというのは少しさみしいですね。最近ではPS4やXboneもMODには寛容的になってきていますが、それでもベセスダやソニーの許可を得たMODしか審査には通らないので、上記のような著作権やモラルや常識に真正面から切りかかっていくようなMODで遊ぶことは出来ないでしょう。

値段から見るPS4とPCの差

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PS4は4万ですが、ゲーミングPCは9万〜します。

PS4より綺麗な画質でプレイしたいけど、9万を出すのはちょっとなあ…4万だしてPS4程度のパソコンは買えないのかな?と考える人も居るかもしれません。

一応可能ではありますが、中古のパーツを集めたり、自分で組み立てたりする必要があるのであまり現実的では有りません。

また、パソコンのパーツは古いパーツだからといって大きく値下がりするわけでもないので、同じ値段で同じ位の性能のパソコンを作るというのはかなり難しくなっています。PS4は大量生産によって値段を下げていますしね。

中古ゲーミングPCみたいなものを探せば4万くらいでゲーミングPCを手に入れることは可能ではありますが、パソコンのパーツは先程も言ったとおり2年で2倍性能が上昇するので、少し古いだけのパソコンでも明らかに4万の価値の無いものがその値段で売られていたりします。

そのため、中古ゲーミングPCを買うことは知識がなければおすすめできません。

結局のところゲーミングPCが欲しければ10万程度のものをBTOサイトで注文してもらうことがほぼ唯一の道というのが現状です。

結局PS4とPCのどちらがいいのか?

PS4のいい所はやはり本体の値段でしょう。4万未満でそれなりの性能を持ったゲームを遊ぶための機械が買えるというのはかなり安いかと思われます。

ただ、PS4はゲーム自体の値段が高めに設定されている事が多いのが問題です。

例えばフォールアウト4ですが、PS4版は8,500円します。ですが、PC版は例えばG2Aのような安くゲームを買えるサイトで購入すれば4,500円未満で購入することが出来るのです。

ゲーム1本あたり4,000円の差と考えた場合、10本で4万円の差が出てきます。25本で10万の差となり、ゲーミングPCを買えるくらいの差となってきます。

G2AでなくてもSteamのセールなんかを利用すれば75%オフで買えたりもします。PS4の場合、セールを待ってもSteamほどの大幅値引きは行われないため、ゲームソフトの面でのお得感は余り感じられないかもしれません。

ひと月1本新しいゲームを買うとした場合、約2年で逆転するわけですね。

ゲームの価格を考えた場合、長い目で見ればゲーミングPCのほうがお得とも言えるでしょう。

また、MODを入れられるのは基本的にはPC版のみです。マインクラフトの影MODや工業MOD、スカイリムやフォールアウトのきかんしゃトーマスMODみたいなものを入れられるのはPC版だけとなっています。

他にも…PC版だけのゲームというものは星の数よりも多く存在します。リーグオブレジェンドやDota2といったMOBAからスタークラフトのようなRTS、さまざまなインディーゲームなどなど…コンシューマ機では絶対に体験できないレアなゲームが無限にあるのがPCの強みでもあります。

あと…PCはゲーム以外の使い方も出来ますしね。全体的にはPCの方がいいでしょう。生活必需品とゲーム機が合体して10万と考えれば、そこまで高いものではないのではないでしょうか。

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